選択理論入門セミナー4.
2012年03月16日
『自分の本当にしたいことは何なのか?』
『今やっていることは本当にしたいことなのか?』
そんな悩みを抱えている人はきっと多いのだろう。でも、「本当にしたいことをしていたら生活していけないでしょっ」というのが現実
考えてみればストレスのない人生、生活なんてどこにもないわけで、そうしたら上手くかわしていくか、乗り越えていくしかないのでしょう。
お馴染み『人生案内』(読売新聞の相談コーナー)でちょうどこの「かわし方」らしき考え方が書かれていたので紹介しておきます。
ご相談者は20代後半男性、学生。「妬みの気持ちが抑えられない」という相談。「隣の芝生は青い」っていうことわざもありますよね。ただうらやましく思う、自分が情けなく思う。…を通り越して、上手くいっている人を妬ましく思ってしまうのですね。
ご相談の学生は、そんな自分を恥ずかしく思うのだけれども、気持ちが抑えられないというわけ。
そこで人生案内のアドバイザーである、野村総一郎氏(精神科医)が言っている対処法がコレ。「人を妬むのは恥ずかしくない」と思っては?
妬みというのはすごく人間的な心の動きで、それを失くせというのが無理な話。だからひそかに妬んで良いとするのですって。むしろ嫉妬心を起爆剤にして、状況を変えるべく正当な努力を少しずつする。つまり恥ずかしがらずに妬みつつ、少しずつ努力もするのです。
ある思考によって、感情や気分が悪い方向へとハンドルがきられたとしても、また新たな思考によってハンドルが良い方向へときられるということ。
そんな事ってよくあることですよね。これもことわざで、「今泣いた烏がもう笑う」のように、子どもってそんな気分の切り替えが早くてうらやましく思います。先日小栗旬と結婚をした山田優が「自分はムチャクチャにポジティブな人間なんで…」と言っていましたが、自分でハンドルがきれない人は、誰かに良い方向へとハンドルをきってもらえる人が側に居てくれたらいいだろうな~と思いました。